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こうして決める!フォルムやサイズいろいろな窓
1月17日(水) official

こうして決める!フォルムやサイズいろいろな窓

窓なんて、だいたい似たようなものばかりじゃない…
なんて思っていらっしゃる方はいませんか?

 

確かに大半の窓は、大なり小なり四角いものばかりですが、家の設計において、窓の位置、大きさや形は、暮らしの快適さに大きく影響するものです。

 

今回のコラムは、つくり手が薦める「窓」をテーマにお話ししていきます。

 

 

■サイズや形が異なる窓
アート・宙のInstagramで、新築の施工事例の外観を見たあるお客様から、「どうして窓の大きさがバラバラなんですか?」というご質問を受けました。

 

例えば、家の絵を描こうとしたとき、わたしたちは同じサイズの同じ形の窓を描きがちです。つまり、窓はだいたい同じであるという潜在意識があるのでしょう。ですからそのお客様は、当社の建てた家を見て、どうしてこうもサイズがバラバラなんだろう?と疑問に思ったのかもしれません。

 

窓は外観を意識した飾りではありません。
採光、日射取得、換気風通し、眺望といったさまざまな役割があり、その家の暮らしを快適にすることを追求し決めるべきだと考えます。

 

もちろんその結果、外観としても美しくバランスのよいものでなければなりません。

 

 

■方角やプライバシーを意識した配置
窓を決めるとき、真っ先に考えなければならないのは、方角(射光の位置)や、その家を取り囲む隣接状況。
大きな道路に面している、すぐ隣に家がある、ビルで陰になる、など、プライバシーを守りつつ、採光を計算しなければなりません。

 

■採光調整と目隠し
例えば、朝陽を取り込みたい部屋には、東に大きめの窓を置きます。西側の部屋には、西日がきつくなり過ぎないよう、あえてシャープな小ぶり窓を置きます。家々が密接した住宅街であれば、日差しが入りにくい北側にあえて大きな窓を持つ場合もあります。人通りに面した玄関は、防犯面を考慮し、室内が露出しにくいスリット窓を。

 

 

そうした生活の不快・不便さがないことをクリアした上で、デザイン性をどのように持たせるのかを考えていきます。

 

■デザイン性をプラス
部屋から見える景色もまた、窓の重要な決め手になります。
周囲環境に緑があれば、壁に飾られた写真や絵画のように、窓からの景色を生かしたいものです。

 

 

リビングからキッチン越しに見える窓の景色があることで、抜け感が生まれたこちらの事例。
奥様がキッチンをつくる際、キッチン上に吊戸棚は設けず、ロータイプのカップボードと飾り棚を造作し、壁に窓を設置しました。お料理をする奥様だけでなく、リビングにいるご家族からも景色が見え、奥行きが感じられます。

 

 

立地や周辺環境と部屋の間取りに合わせ、最良な窓を決めると、快適な暮らしが得られます。あらゆる条件を「生かす」家づくりは、自然のままの暮らしを最大限に実現し、お客様のその家での生活を、きっと豊かなものにできるはずです。

WROTE BYこの記事を書いたスタッフ

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