内壁の仕上げとして使われることが多いものですが、それぞれの良さやできること、また、留意点を踏まえて選んでいくと、より素敵でお望みのお家になっていきます。
珪藻土や漆喰などの塗り壁は、調質効果や消臭効果があるものが多く、室内環境を整える効果がある。
また、自然由来の素材であるため、体に安心である。
模様等も一定ではないため、味わい深い。
一方、こてでひとつひとつ塗っていくので、職人さんの腕によって仕上がりが異なるし、複雑な模様・柄・色は出来ない。
塗り物なので、乾燥木材等の違いや接地部分によっては割れや罅が出ることもある。
クロスよりは施工費用がかかることが多い。
クロスは、紙やビニール等様々な素材があり、それぞれ性質が異なる。工法等の他の要素も考慮して選ばなければ、家の耐久性に関わることがある。
ものによっては、アレルギーに関わる物質を含むものもある。
プリントされたものであるため、様々な色もあるし、複雑な模様・柄を選ぶことが出来る。
施工が比較的簡単なため、お値打ちに出来ることが多く、施工も職人さんによる仕上がりの違いが生まれにくい。
また、貼り替えなども比較的安易。
ちなみに、アート・宙では、無垢の木や自然素材に囲まれた空間は、湿度の調整ができた、すっきりとした空気を感じられるので、家族空間での塗り壁をおすすめしています。
ただし、調整した湿気の逃げ場が必要なので、工法なども一緒に考えておくことが大切です。