暮らしの提案の一環として行っている、アート・宙のワークショップ。
好評につき6月に開催した、バリスタ日本チャンピオンが教えるコーヒーのワークショップ第2弾。
今回も桑名市にある「Café de UN Daniel‘s」のオーナー・吉良剛さんを講師にお迎えし行いました。その様子をご紹介したいと思います。
■産地による豆の違いを飲み比べ
日頃、飲まれるコーヒー豆にどんな好みやこだわりがありますか?
販売されているコーヒーの豆や粉のパッケージには、苦み・酸味・コクといったバランス表記がありますよね。
今回は、インドネシア、ケニア、ブラジルを産地とする豆を飲み比べながら、それぞれの特徴を教えていただきました。
インドネシアのマンデリンは、苦みの代表であること。
ケニア産の豆は酸味の代表であること。けれど「酸味」という言い方は、酸っぱさをイメージさせてしまい実際とは異なる印象に捉えられがちなので、「果実味」と表現する方が適切であること。
ブラジル産の豆は味のバランスが良く、お店で飲むような味に近く飲みやすい代表であること。
参加者がワークショップ後に生かせる知識をたくさん得られました。
■抽出の仕方の違い
ご自身が使われているドリッパーの穴の数はご存じですか?
日本のメーカーでは、主には1つ穴と3つ穴があるそうですが、円錐型と台形型と形もひとつではありません。
この形や穴の数によって抽出の仕方が代わり、コーヒーの味にも影響するのだそうです。
円錐の方が注いだお湯がそのまま落ちていきやすいので、コーヒーの特徴がしっかりと現れやすく、台形の方はお湯が溜まってから落ちていくので、まとまりが出てバランスの良い味になりやすいとのこと。
使う道具ひとつで味が変わるなんて、このワークショップがなければ知らないままでした。
■参加者とのコミュニケーション
このワークショップは、ただ一方的に教わるばかりのものではなく、講師である吉良氏が参会者の疑問や相談に応える形で進められます。2部制で行い、前半と後半で扱う内容は全く同じではなく、参加者のニーズに合わせ変わります。
1回目から継続して2回目に参加くださった方も退屈せず新しいことを学べ、今回初めて参加された方には、前回の復習も絡めたフォローもあり、どんな方でも楽しく有意義に参加できるのが、このワークショップの特徴です。
人気ワークショップにつき、7月25日に第3弾が予定されていますが、次回のテーマはラテアート!お家でも、カフェのような可愛いラテアートが自分でできたら……想像するだけで暮らしがワクワクしますね。
すでに満席となりましたが、参加できなかった方にもまたブログで開催の様子をご紹介したいと思いますので、お楽しみに!