これから家づくりを始めよう、といざ間取りやプランを考え始めたとき。
「どうしようかな」と迷う方が多いのが畳コーナーや和室を造るか、という問題です。
予算や土地の広さなどにより、造るか造らないかを検討されることの多い“畳の空間”。実際に、アート・宙でも畳の空間を造られるお客様は、全体の半分ほどという印象です。
さて、そんな畳の空間ですが、あるとやはり便利!
日本家屋から想像する和室よりも自由な発想で捉えて作る方もいらっしゃいます。
今回は、改めて畳のある家の良さや使い勝手の良さについて考えてみましょう。
■畳コーナーや和室は自由度が高い空間
意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、畳コーナーや和室はとても自由度が高い空間です。
床と違って、そこでゴロンと寝転がれる。
来客時には客間や荷物置き場としても使える。
子どもが遊んだり昼寝したりする際にも畳なら柔らかく安心。
畳の空間の良さはこのようにたくさんあります。
無垢材のフローリングももちろん肌触りが良いものですが、床に直接ゴロンと寝転がるのは気が引けてしまいますよね。
その点、畳コーナーや和室なら、こうした気兼ねをすることなく床の上に直接座ったり寝転んだりできます。
大きな家具を固定しておくことも少ないので、自由度の高い多目的スペースとして捉えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、小上がりの畳コーナーなら、ソファに座った人と畳コーナーに座った人の目線が同じくらいの高さになります。
人が集まる来客時や家族との会話を楽しみたい時にも、畳コーナーはコミュニケーションしやすい空間として、きっと役立ちます。
■畳コーナーや和室を作るならどのくらいあれば良いの?
最近は12帖、8帖など広めの畳コーナーや和室を作るよりも3〜4.5帖のコンパクトなサイズが人気です。
和室を部屋としてしっかり使いたいなら4.5帖。
ダイニングやリビングの横にちょっとした畳コーナーを造るなら3帖。
2人ほど泊まれる部屋にしたいなら6帖。
このサイズを目安に考えてみると良いでしょう。
■畳の資材もいろいろ!
畳を使う際には素材にもこだわってみてはいかがでしょうか?
昔ながらのい草畳は、香りもとても良く個人的にはおすすめしたい、と話すスタッフもいるくらい魅力的。
とはいえ、だんだんと紫外線で色が変わるのが気になったり、将来の畳の交換が面倒くさいと感じたりするなら、い草以外の素材を検討することをおすすめします。
例えば、特殊な紙を使った畳は、濡れても水を弾いてくれてお手入れもしやすい素材です。紙製なのでカラーも豊富で、ラグなどを選ぶような感覚でコーディネートを楽しむことができます。
モダンな部屋に合わせるなら、畳の縁がないタイプもおすすめです。
■実は、和室空間は職人の腕の見せどころ
少し余談になってしまうかもしれませんが、和室空間は家づくりの中でも特に職人さんたちの技術力の高さがものをいう空間でもあります。
床間、柱、座った時に見える窓まわりの造作など、洋室と比べて和室は職人さんたちが手をかけて造らなければならない部分が多いのです。
アート・宙では信頼できる腕の良い職人さんたちがいるからこそ、畳や和室のある住まいも美しく仕上げられています。
窓の配置や庭の見え方なども含めてご提案させていただきます。
ぜひ、畳や和室のある家づくり、楽しんでみてはいかがでしょうか。
◎アート・宙 イベント情報
https://www.artsora.com/jeengross/event/