アート・宙でもここ数年人気が高まっているのが、平屋です。
年代を問わず、子育て世代からも支持されている平屋について、アート・宙ではどんな平屋の家づくりをしているのか、少しだけお話ししてみようと思います。
■アート・宙の平屋は廊下部分をあえて少なく
平屋は2階部分がないことから、どうしても同じ面積の土地に家を建てる場合、2階建ての家よりも部屋数や床面積が小さくなってしまいます。そこで、平屋でも広々とした居住空間を確保できるよう、廊下を極力減らす設計が、これからの家づくりにおいては大切になってきます。
お家の広さにもよりますが、廊下をつくるとなると、それだけで3~4坪程度必要になってきます。つまり、廊下が多いとお部屋の面積が減ってしまうことになるのです。
間取りを考える上でも、動線をきちんと感がながら廊下を減らすことで、よりお部屋を広く有効活用できるように設計しています。
■坪数以上に広く感じられる平屋を建てるには
同じ面積の部屋でも広さを感じられる空間を作るなら、平屋の場合「勾配天井」がおすすめです。平屋は2階部分がないので、屋根の下の空間を開けて勾配天井として使えます。勾配天井にすれば、天井高も5m以上の高さが確保できることもあり、とても開放的な空間作りが叶います。
家全体を勾配天井にしなくても、リビングだけ勾配天井にしたり、一部のお部屋だけに取り入れたりするなど、色んな方法があります。どの部屋に開放感を持たせたいのか、も考えながら一緒にプランを作っていきましょう。
■平屋が20・30代の子育て世代からも人気の理由は?
最近、20代・30代の若い世代の方々の間でも平屋のお家が人気です。ひと昔前までは平屋の家=高齢者の家、というイメージがありましたが、最近では「広い土地を確保できれば平屋を建てたい」と考える若い人が増えています。
その理由はいろいろありますが
・コンパクトな生活空間は家事効率も良い
・建築コストもコンパクトに収められる
などの理由が挙げられます。
今、さまざまな建築資材の価格が高騰しています。家を建てるにあたっても、建築コストを下げるために、コンパクトな土地に平屋建てのお家をという選択肢はとても合理的なのです。
少し話はそれますが、平屋を建てる土地について、ぜひ知っておいていただきたいのが「60坪程度の広さの土地でも子育て世帯が暮らす住まいとして、十分な広さの平屋は建てられる」ということです。もちろん、土地条件によっても多少異なりますが、ご夫婦とお子様の3人家族なら、子供部屋もしっかりと確保した間取りをお作りできます。
「平屋は土地が必要だから、100坪以上の土地じゃないと難しいのかな」と、諦めてしまわず、まずは設計プランを考えてもらうのが良いでしょう。
■水害対策を考慮した平屋作りをするなら
最近は豪雨被害も日本各地で起こるなど、平屋の家の災害対策も考えたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
もし、水害対策を考慮した平屋の家を建てるならロフト空間を作るといいでしょう。
つい最近、アート・宙で実際にお家を建てた方の場合。近くに川があるため、もしも河川が氾濫したという事態を想定し、ロフト空間を設計。大切な家財などを避難させるための空間となっています。
こんなふうに、立地に合わせて平屋の作り方もいろいろな方法がありますから、気軽にご相談くださいね。
◎アート・宙 イベント情報
https://www.artsora.com/jeengross/event/