こんにちは。
三重県材を100%使用した「木の家づくり」を手掛ける、アート・宙の小椋です。
これまでの私のコラムでは、理念や想いに基づく当社の「こだわり」をお話ししてきました。
当社が建てた家で、皆さんに安心して暮らしていただくために、今回は住宅性能の観点から、そのこだわりをお伝えしたいと思います。
■国産無垢材へのこだわり
アート・宙では、構造材から内装材まで、すべて三重県産木材を使用した家づくりを行っています。
ウッドショックの影響で輸入材の価格が高騰し、建築資材として改めて国産材に目が向けられるようになったこの数年ですが、アート・宙では創業以来ずっと、地産地消で熊野・尾鷲の無垢材にこだわってきました。
気候や風土に合った木材を使うことは、耐久性に優れた家を実現するだけでなく、地域の森や林の保全や、生産地から建築現場までの輸送エネルギーが少ないことによる低炭素化にもつながります。
そこに暮らすお客様の健康で快適な暮らしが、県産材によって実現しています。
■自然の力を生かしたエアパス工法
私たちの家づくりでは、高気密高断熱を実現する住宅工法以外にも、自然エネルギーを活用した「エアパス工法」での建築も可能です。エアパス工法は、人工的な力に頼らず、自然に吹く涼風や、太陽光の暖かさなど、自然の力を生かした工法。床下換気口と小屋換気口の開閉だけで、夏モードと冬モードを簡単に切り替えられ、自然のメカニズムが夏に涼しく、冬に暖かい家を維持することができます。
木材や資材を自然なものにこだわるだけでなく、工法も自然の形にこだわる家づくりも手がけます。
■震度7でも倒壊しない耐震等級
等級1から3の三段階に分かれる耐震等級。
等級1は、震度6強から7程度の阪神・淡路大震災レベルの地震にも倒壊、崩壊しないレベルを意味し、建築基準法においてギリギリのラインです。等級2は、等級1の1.25倍、等級3は1.5倍以上の地震力にも耐えられると定義づけられています。アート・宙は、全棟において最高等級3を取得しています。
■長期優良住宅および、ZEH住宅の認定取得
長期優良住宅の認定を受けるためには、「長く住み続け性能を備えている」ことが条件となります。
令和５年3月時点で、全国の新築一戸建ての認定数は1,446,057戸で、年々割合は増えてはいますが、それでも着工戸数に対する認定割合は30%未満で、決してスタンダードではありません。
また、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を意味するZEHにも対応可能で、断熱性能が高い快適な家づくりを行っています。長期優良住宅は全棟において取得、ZEH住宅の認定はご希望の方のみ対応させていただいています。
その他、防蟻処理施工や地盤調査の実施と保証など、住宅性能に関わる必要な保障や検査はしっかりと行い、お客様の心配や不安をすべて払拭し、安心して暮らせる家づくりに努めています。
「木の家がいい」と無垢材の温かみやそのデザイン性も踏まえ、アート・宙にお任せいただくお客様も多くいらっしゃいますが、ぜひこれを機に、当社の見えない部分へのこだわりにもご理解いただき、お客様の安全な暮らしを願う私たちの想いを知っていただけたら嬉しいです。
