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設計士が建てたこだわりの自邸―代表小椋のルームツアー
7月30日(火) official

設計士が建てたこだわりの自邸―代表小椋のルームツアー

こんにちは。

三重県材100%を使用した「木の家づくり」を手掛ける、アート・宙の小椋です。

 

5月から7月にかけ、予約制で私の自邸を一般の方にご覧いただける見学会を開催いたしました。「設計士が自ら手掛ける自邸には、一体どんなこだわりや工夫があるのか?」と、皆様に興味深く見ていただけたのではないでしょうか。

 

今回は、建築士だからこその自邸のこだわりをご紹介いたします。

 

 

■設計のイメージ

“ゆっくりできる家”を想像し設計しました。1階に廊下を無くし、それぞれの部屋を最小限にしたことで、LDKは天井を高くし30帖の広々とした空間に仕上げています。

 

平屋への憧れがあったものの、将来的に家族が増えたときのことを想像すると、やはりそうもいかず、2階建てでありながら1階だけで生活が完結し平屋のように暮らせる間取りを考えました。

 

私は山育ちだったので、家から緑が眺められるようにしたいと思い、「庭を森のようにしよう!」とも考えていました。

 

 

■建築士ならではのポイント

1つ目は、間接照明の活用です。

ぼんやりとやわらかい光に包まれるような照明計画を考えました。

 

2つ目は、収まりのよい家具の配置です。こんなソファーを置きたい、こんなテーブルにしたいと家具のイメージがあっても、実際に間取りをつくってしまうとその理想が変わってしまうこともあります。

予め家具ありきで間取りを考えることで、家具の配置がうまく収まった状態に整えることができました。

 

他、個人的にこだわったのは、玄関奥の大きな建具、キッチン背面の造作収納棚。木目が整うよう計算しているので、部屋全体がスッキリと見えるようにしています。

 

 

 

■窓からの景色

庭もつくり込みました。こんもりとした部分には、モヘンジョダロのような海外の遺跡のように石で丘をつくり、高低差をうまく利用しました。外側には見えませんが、中にも細かい石が積まれています。

そして、スペインのオリーブの木を植えました。

 

LDKから外を眺めた時に抜け感が生まれます。ソファーに腰かけて見える薪ストーブと外の緑は、まるで自然の中で過ごしているようで、計算通りに仕上がり満足しています。

 

 

家づくりは緻密な計算により、空間のスッキリさや見える光景が変わります。廊下をなくし主寝室を1階にしたことで、生活動線が短く願った平屋のような暮らしも実現しました。

 

お客様の「こうしたい」をお聞きしながら、難しいことでも諦めるのではなく、できるだけそれが叶うような提案を行うのが私どもの役目です。これから家づくりを考えられる方は、ぜひお気軽にあなたの「こうしたい!」をアート・宙にご相談ください。

 

WROTE BYこの記事を書いたスタッフ

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