皆さんこんにちは。
代表の石田です。
久しぶりのブログ投稿ですが、本日は世間を賑わしている「ウッドショック」についてお話したいと思います。
弊社は、熊野の野地木材工業さんから構造材、内装材など全ての木材を仕入れていますのでウッドショックの心配はないのですが、
今後の当社との関わり方について、先日野地木材工業の社長と専務と話をしてきました。
まず、ウッドショックとはなにかをご説明いたします。
1.北米木材を使っている工務店やメーカーが、コロナウイルスの影響で2月以降の入荷分が現在ストップしており、入荷の目途が立たないので、工事がストップしている現状がある。また、工事ストップにより倒産する会社が出てきた。
2.カナダ、アメリカがコロナ感染により、仕事がテレワークに働き方が変わった為、都心から郊外へ移住する人が増え、郊外での住宅需要が130%程増えた。よってカナダ、アメリカでの住宅建築が増加により、日本へ木材が入りにくくなっている。
3.中国のコロナ騒動収束により、木材需要が盛んになり、中国でのコンテナ獲得が多くなり、他国にまわらなくなっている。特にヨーロッパ、ソ連の木材が入荷できない。
上記のことがあり、今住宅市場では木材不足により、大手問屋、企業から国産材を提供している製材会社へ木材の供給依頼がされている現状にあります。
野地社長からのお話の中でも、同じように、様々な企業からの供給依頼を受けているがすぐには量産できず、設備投資も現在できない状態で困っているとのこと。
また、大きな問題としては、伐採を待っている木はたくさんあるが、それを伐採する人間が不足している。
職人不足に整備が整わないなど、職人の労働条件が悪い為、職人不足に陥っている為、木はあっても供給までできない。
現在も原木は高値で取引されており、今後の木材の高値は止められない状況とのこと。
上記の内容を踏まえて、アート・宙との対応はどうするのかをお伝えさせていただきます。
まず、アート宙にて使える木材としては、年内30棟分の構造材の準備はしていただいている為、工事に支障はありません。
しかしながら、原木高騰は避けられない為、随時話し合いをしながら進めていくつもりです。
弊社としては、受注が決まっている物件に関しては、逐一連絡をし早めに対応を取っていきます。
創業以来、地産地消での住宅づくりを続けてきましたが、信念持ってやってきてよかったと思います。
海外に依存すると、今回のような事態になり会社の運営まで脅かされると思います。
野地木材さんからも、今の顧客を中心に考え、弊社への木材供給に関しては迷惑をかけないように対処すると話してくれ、
弊社としてもとても安心しております。
また、野地社長とも今後とも強い絆で乗り切ろうと話し合いましたので
ご報告と思い、ブログを書かせていただきました。
ウッドショックについてご心配のある方は、弊社までお気軽にお問合せください。
よろしくお願いいたします。