工事としては・・・
しっかりと準備と工期があれば、どの時期でも問題はありません。
「冬は建築に適さないのでは?」「梅雨時期は工事をしないほうが良いって聞いた…」など、工事の時期について不安の声をいただくこともございます。
工事は、外で行うものですので、雨が降っているなど天候によっては出来ない作業ももちろんあります。
気温などによって、注意しないといけない事柄もあります。
・基礎の養生期間
・コンクリート打設のタイミング
・建て方の日程
・屋根や外壁の工事 等
しかし、「時期」ということで言えば、特に外さなければならないものはありません。
梅雨でなくても雨は降りますし、雨が長引くこともあります。
どの時期でも思わぬ天候や気温の変化はあります。
しっかりと開始する時期に合わせて気温や条件を踏まえた準備と工期があれば、
どの時期でも良いお家は出来上がりますので、その点はご心配なく(^^)
土曜の期間や三隣亡ってご存じですか?
~縁起と合理的な理由からの昔からある教え~
「土曜の丑の日」に鰻を食べる等、言葉を耳にしたことがある人は多いかと思います。
「土用」というのは、雑節のひとつであり、四季それぞれにあります。
立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの前の約18日間を指します。
この期間には、土に関することや新しいことを行うことは良くないと言われています。
土公神(土の神様)が土曜の期間は土の中にいらっしゃることから、土をいじる(掘ったり動かしたり)することで
神の怒りを買うことに繋がってしまうという考えや、そもそもが季節の変わり目であるため、
人の体調や精神が不安定になりやすく、間違いが起きやすいという理由から忌み避けられてきました。
建築工事では、主に家づくりの始まりである地鎮祭や土を掘る基礎工事がその対象となります。
ただ、18日間もある土用の期間を全て外して工事をしようと思うと、今も昔も難しいようで、
「間日」という日が土用の期間内にあります。
その日は、土用の期間でも良い日とされていて、地鎮祭等を行うことも問題ありません。
また、土用の前から始めている工事が土用にかかること自体は問題ないとされていることが多いです。
「三隣亡」といわれる日もあり、これは「向こう三軒両隣が滅びる不吉日」とされて、地鎮祭等は避けられる傾向です。
元々は「三隣宝」として吉日だったようですが、明治時代頃から逆の不吉日となったそうです。
ちなみに、これは大安・仏滅とは異なるので、大安でも三隣亡の日というのも存在します。
気持ち次第で気にしない、という方もいらっしゃいますが、後から何かあってから気になるよりは
避けることが出来るなが避けておくのもいいかもしれませんね。
昔からの考え方や物や人への気配り・気遣いも大切にしながら
でも、神経質になりすぎないことが大切です。
気持ちよく工事が進められる時期があなたにとっての最適だと思いますよ。