こんにちは!工務課の松永です。
先日、建前に参加した際、大工さんの手際の良さ、熟練の連携に感動しました。
その時の感動を共有したく、屋根の施工の一部を紹介させていただきます。
大工さんが作業している様子とともに見ていきましょう!
①断熱材を敷き詰める
まず、垂木が掛かった状態に断熱材を詰めていきます。
気密を高めるためブチルテープを貼っていきます。
※ブチルテープは粘着性に優れたテープです。
②通気胴縁を打つ
屋根に通気層を作るため、胴縁を打っていきます。
右の写真はエアパスの空気が通るダンパーの穴をこの段階で開けています。
③防水シート
防水シートを貼ることで胴縁の厚さ分、屋根に通気層がつくられます。
ここもブチルテープで漏れをなくしていきます。
④野地板を敷く
⑤フォレストボード
野地板の上にはさらに断熱性を高めるため、フォレストボードを敷きます。
フォレストボードとは杉樹皮を原料とし、断熱の他に調湿、防結露の役割を持ちます。
⑥遮熱・透湿防水シート
遮熱性を備えたシートをよこばりで貼っていきます。大工さん2人がかりで素早く転がしていました。
この後、瓦やガルバリウム鋼板を乗せ、屋根の出来上がりとなります。
上棟日は雨に濡れても大丈夫な防水シートが貼られて、作業終了でした。
数時間でこのような形を作られていましたが
大工さん達は誰が何をするか決めていないそうで、阿吽の呼吸で動いているとのことです。本当に尊敬します。
この日は一連の流れを実際に目で見ることができ、大変勉強になりました。
現場監督として、いくつかの確認ポイントを写真に収めることも工務課の仕事です。
私は上と下を行き来していて、屋根に行く度、変化が感じられ、慌てて撮影していました。
写真の撮り忘れは避けたいです。