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家づくりにおける、カーボンニュートラルの取り組み
7月26日(水) official

家づくりにおける、カーボンニュートラルの取り組み

「カーボンニュートラル」という言葉、よく耳にするようになりました。
どのようなことを意味しているのか、皆さんご存じですか?

 

今、国を挙げて取り組んでいる、この「カーボンニュートラル」。
アート・宙はじめ、建築に携わる企業が何をしているのか、今回は分かりやすくご紹介してみたいと思います。

 

 

■カーボンニュートラルとは
2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。それがカーボンニュートラルです。
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出がある一方で、植林や森林管理などからの吸収もあるので、それを差し引きしてゼロの状態を目指しています。

 

単に温室効果ガス排出の削減に努めるということだけでなく、私たちのような建築に携わる企業が、良い木材を得るために植林や山の管理を行い、自然による吸収量を増やす努力もまた、欠かせない取り組みの1つなのです。

 

 

■トレンドになった木造建築

カーボンニュートラルの影響で家づくりにおいても木造建築がトレンドになっています。木の家づくり、もっと言えば、輸入材ではなく国産材を使用する家づくりで、輸送における温室効果ガスも軽減され、国土の森林が整備され、日本のカーボンニュートラルの実現が近づきます。

 

国土交通省の発表によれば、令和3年着工の新築建築物の住宅は、66.8%が木造であるそうです。
木材としてだけでなく、無垢の木で家をつくることそのものの魅力が、カーボンニュートラルを通して世間に浸透してきたのかもしれませんね。

 

 

■注目木材CLT(直交集成板)
CLT(直交集成板)とは、ひき板を繊維方向が直交するよう積層接着した木質系材料です。耐久性はRC造と同等ですが、コンクリートより軽く、断熱性が高いとされています。コンクリートのような養生期間が不要なので、施工期間も短く済み、カーボンニュートラルにはもってこいの建築材料です。
日本では、主に学校や公共施設、ビルなどで積極的に採用されています。
海外ではすでに一般住宅への活用も盛んなので、日本の一般住宅に用いられるのが当たり前になる日もそう遠くないでしょう。

 

■最強の断熱材、セルロースファイバー
地球温暖化や電気料金高騰の影響もあり、断熱材への注目も高まっていますが、セルロースファイバーという素材をご存じでしょうか。
天然繊維(パルプ)でできている断熱材です。新聞紙などの古紙をリサイクルしてつくられるので、調湿効果もあり、結露やカビを防ぐ効果もあります。防音性・防火性も高く、住む人と地球にやさしい最強の断熱材であり、家づくりに今後ますます活用すべき建築資材です。

 

 

カーボンニュートラルの理解は深まりましたか?
私たちのように建築に携わるものの責務は、地球環境のことも考えつつ、お客様の快適な生活を保障できる家づくりをすること。
材料となる木を育て、森を守り、そして品質を保ちながら環境に良い建築資材を積極的に使っていく。そうすることで、地球とお客様に貢献して参りたいと思っています。

WROTE BYこの記事を書いたスタッフ

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