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- 01.熊野の木材
熊野の木材の特徴
温暖多雨な気候と良質な森林土壌に恵まれて育つ熊野の杉やヒノキ。油分を多く含む木材のため、住宅の構造材としても内装材としても適しています。
構造材として柔軟かつ強靭、内装材としては汚れがつきにくく、ツヤが出るため、木の家の魅力である経年美化も存分に楽しむことができます。年輪がきめ細やかで、まっすぐに伸びているのもこの木の魅力です。
四季のある日本で長い年月の間、風雨にさらされながら凛として建ち続ける木造建築。現存する日本古来の建築物は多くが木造です。熊野の木は1583年の大阪城築城、1605年の江戸城増築の際にも使用されました。この木が優れた木であることは、歴史が証明しています。
地元の森林を守る
この土地の気候風土に合った熊野の木は、強く、たくましく、住む人の健康と安全な暮らしを守ります。そして、熊野の木を適切に伐採して山を維持管理し、次の世代のために木を育てていくことは、この山と森林を守り、地球環境を守ることにもつながるのです。
二酸化炭素を吸収し、内部にとどめる木を使った家を建て、植林して森をつくることは、カーボンニュートラルを実現するための重要な手段でもあります。
私たちのパートナーである野地木材工業株式会社は、家を建てる上で必要な木材の部材すべてを自社製材・加工しています。構造用と内装材の木材を一本の丸太から製材しているため、構造材でありながら化粧として見せる使い方にも適しているのが特長。熊野の美しい木を守る、アート・宙の大切なパートナーです。
自分たちの家になる木材を見学
木にこだわった家を建てるのであれば、建物に使う木の製材・加工の様子をぜひご覧ください。アート・宙では「木材に触れる熊野体験バスツアー」を開催しています。
バスツアーでは、熊野の山を訪れて伐採や製材所を見学。原木に触れたり、木の選び方を見たり、工場で柱や梁、床板ができる工程を見学したり、製材・加工の一連の流れをご覧いただけます。個別での見学も可能なため、実際にご自身の家に使う木を見に行くこともできます。
大自然に育まれた木を知り、製材・加工される様子を見ることで、自然素材で建てる我が家への愛着はより一層強くなるでしょう。木の魅力、山の力、森の営みを子どもたちに伝えるための機会としても大人気のツアーです。